お客様事例

広島県

漏れのない給与計算や、スムーズな労働社会保険申請が実現。作業効率が飛躍的に向上し、もうアナログには戻れません。

2007年に広島県福山市で創業し、商業施設などの骨組みとなる鉄骨の製造加工を行う「株式会社成伸工業」様。創業16年目と、業界では比較的若い会社ですが、企業価値を高めながら業績を伸ばし続け、今や中国地方トップクラスの規模を誇っています。そんな同社では2017年、地元の金融機関からの紹介をきっかけに、あかつき社労士法人と顧問契約を締結。2021年には給与計算システムを導入しました。顧問社労士の存在やシステムの導入にどのようなメリットを感じていらっしゃるのか、事務を担当されている4名様にうかがいました。

取材対象者

株式会社成伸工業

取締役  藤田 様
経理担当 有地 様
労務担当 河原 様
労務担当 青木 様

担当社労士

あかつき社会保険労務士法人

三谷 宜雄

会社創立から16年で、従業員数一桁から80人体制に

── 創業時、従業員数は何人くらいでスタートされたのですか。

有地 様:もともとは従業員10人以下でスタートした会社です。2003年に個人開業し、4年で法人設立しました。法人設立後は6期連続赤字が続いたこともあり、正直なところ経営も厳しかったですね。

── そこから目覚ましい成長を遂げられたのですね。

藤田 様:そうですね。弊社の代表は現在43歳と若く、時代に合わせて新しいシステムを積極的に取り入れたことが成長の要因だと思います。特に2017年8月に新市工業団地に工場を新設したことが大きな転機となりました。そこから、2018年5月に芦田町で第2工場の稼働がスタートし、さらに2023年5月には府中工場を新設しました。生産体制が強化されたことで受注が増え、売り上げも黒字に転換しました。

── 従業員数も順調に増えていますね。

藤田 様:かつては当社の認知度が低く、業界的に“汚い”“きつい”“危険”といったイメージも強かったため、人材確保が難しい状況でした。そこで新工場の設立に伴い、労働環境を整備し、若い人の雇用促進に取り組みました。きれいな工場で働けることをホームページなどでアピールして、やる気のある人材の確保に努めたのです。
現在は平均年齢36歳と、若い人が多い会社です。技能実習生も加わって、80人ほどが働いています。

黒字転換を機に、金融機関の勧めで社労士顧問契約へ

── 会社の成長に伴い、事務仕事も急増されたのですか。

有地 様:はい。私は創業時から事務全般を担当していましたが、労務に関する知識はなく、人に聞きながら仕事をこなす毎日でした。例えば、社会保険の申請では書類を手書きして年金事務所に持って行き、手続きを行っていました。書類に不備があり、何度も足を運ぶことが多かったです。しかし、こうしたアナログな手法も従業員が急に増えたことで一人では対応できなくなっていったんです。そこで、経営が軌道に乗ってきたこともあり、労務のアウトソーシングを検討し、労務の専門家である社労士にサポートしてもらうことにしました。

── どのように社労士を探されましたか。

有地 様:金融機関の担当者から三谷さんを紹介してもらいました。状況を相談したところ、親身に話を聞いていただけ、信頼できると感じたため、顧問契約を結ぶことになりました。

── 具体的にはどのようなサポートを受けられたのでしょうか。

有地 様:社会保険や、労災の手続き関係をサポートしていただきました。書類の記入漏れや不備などがなくなり、申請が一発で通るようになりましたね。また、就業規則や社内ルールの見直しにもお力添えいただきました。

── その後、給与計算システムを導入されたのですね。

有地 様:はい。給与計算システムを導入したことで、業務効率が大幅に改善されました。給与計算は月末に勤怠を締めて、3日以内に勤怠状況を確認し、あとは給与計算システムに反映するだけです。すぐに勤怠チェックをしてもらえるので、安心して振り込みの準備に取り掛かることができ、毎月の仕事の計画が立てやすくなりました。また、社会保険料額の計算もあかつき社労士法人のシステムと給与計算システムと連動しているので、計算ミスの心配がありません。仕事の効率化に加えて、精神的な安心感も得られています。

── その他には、どんなメリットがありましたか。

有地 様:従業員の入社手続きが頻繁にありますが、非常にスムーズに対応できるようになりました。雇用契約の締結や個人情報の管理、社会保険や労災の書類作成などに関わる業務時間がペーパーレス化により大幅に短縮。さらに専門家のチェックが入ることで、従業員管理における処理漏れもなくなりました。

── システムの導入にとまどいはありませんでしたか。

有地 様:私は60歳代後半ですが、この年齢でシステムを扱えることに喜びを感じています。同業者で、同じくらいの年代の方は、給与を手計算し、労災や労働保険料などもそれぞれの申請先に足を運んで対応されている方が多いと思います。そういったアナログな方法をとることは、今となっては考えられないですね。

業務効率の改善により、働き方も改善

── 他にはどのような変化がありましたか。

有地 様:業務効率が上がったことで、私たち事務担当も定時に退社できるようになりました。以前は人手不足で残業が常態化しており、新しく入ったスタッフも仕事の多さに耐えられず、辞めることが多かったです。今では、しっかりと休日も取れるようになっています。

── 現在は事務作業を分担されているのですね。

有地 様:はい。4人で分担しています。私は、全従業員の給与計算と振り込みを担当。また、請求書全般を管理し、入金確認や支払いなども行います。

河原 様:私は労災と傷病手当の手続きを主に担当しています。労災が発生した場合、すぐに書類を作る必要がありますが、分からない点などをあかつきさんの担当者に質問しています。返答が早いので、スムーズに処理が行えて大変助かっています。私の性格上、返事がなかなかこないと不安になるので心強いです。

── 藤田 様は、総務をご担当ですね。

藤田 様:はい。三谷先生には、人事に関するさまざまなことを相談しています。最近だと福利厚生の相談をさせていただきました。疑問に対して的確に応えていただけるので、解決するのも早いです。

── 青木 様は、あかつきにアウトソーシングしていない部分をご担当されているのですか。

青木 様:そうですね。あかつきさんと直接やり取りはしていませんが、勤怠データの集計業務などを担当しています。集計したデータはあかつきさんにチェックしてもらい、労働法に沿った勤怠管理ができているか、1週間や1か月単位で確認してもらっています。その後、社内で給与計算システムに反映させることで、毎月ミスなく給与計算ができており、非常に助かっています。

 

専門的なアドバイスはもちろん、親身になって伴走してくれる

── ほかにも、助かったエピソードなどはありますか。

藤田 様:ある時、従業員から育児休業に関する社会保険制度について問い合わせがありました。専門的な内容だったため私たちでは分からなくて、すぐにあかつきさんの担当者に相談させていただきました。すると、制度の内容を解説してもらえたのはもちろん、当社としてどのような対応をすべきかまでアドバイスしていただけたのです。親身に対応いただけるので、とても頼りになっています。

── あかつきとのコミュニケーションは、主にChatworkでとられていますね。

藤田 様:Chatworkにグループを作り、運用しています。やり取りを全員が見られるので、常に情報共有できています。今までは有地が全ての事務仕事を担当していて、有地にしか分からない内容が多かったんですね。それがオープンになったことで、その都度聞いたり確認したりする必要がなくなりました。

社員全員が幸せになれる組織づくりに向け、これからもサポートしてほしい

── 今後、あかつき社労士法人に期待することは?

藤田 様:弊社社長は「社員全員が幸せであること」をモットーに、福利厚生の充実、育児休業の利用促進などに積極的に取り組んでいます。その一環として、あかつきさんにご提案いただき、企業型確定拠出年金「401K」も導入することができました。あかつきさんのおかげで、社内の制度が少しずつ整っていることを実感しています。
現在は、週休二日制の導入を図っているところです。業界的には難しい側面もあるので、専門的な知識を教えていただけるとうれしいです。

── 現在、社労士事務所との契約を迷っている企業に助言するとしたら?

有地 様:プロに頼めば、給与計算や社会保険の申請が本当にスムーズ。あかつきさんのように、その都度、どんな書類が必要かを適切に指示してくれる社労士事務所だと安心感があります。

藤田 様:給与計算システムなどの導入によって作業時間を短縮できますし、ミスの削減にもつながります。それらの導入も、あかつきさんのように親切に教えてくれる社労士事務所なら、スムーズにできることを多くの人に知ってもらいたいですね。

あかつき社会保険労務士法人

三谷 宜雄 (みたに のりお)

広島県福山市出身。「働くことにワクワクする世の中を創る」という想いのもと、一人ひとりが輝ける組織作りを目指し、あかつき社会保険労務士法人を創設。趣味はランニングで、フルマラソンを走破することもある。

広島県福山市野上町一丁目4番10号
https://sr-akatsuki.com

【事務所DATA】
創業年  :2015年
従業員数 :11名
正社員数 :7名
平均年齢 :35歳
男女比率 :2:8

※2024年9月1日現在

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